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U-SSTワーク
U-SST ソーシャルスキルワーク」は、NPO法人 日本標準教育研究所とNPO法人星槎教育研究所が共同で企画・制作し、星槎大学の阿部利彦氏の監修を得て、株式会社 日本標準が発行するものです。
【リンク】
■発行の背景と特長
■U-SST誌上研修会
■小学校におけるワーク活用①
■株式会社日本標準
■SSTに関するBLOG
みんなが輝くクラスづくりに!
発行にいたった背景
子どもたちが社会や地域の中で育たなくなったことが挙げられると思います。背景に、「人付き合いの少なくなった社会」、つまり、地域の教育力が低下し、注意したり、褒めてくれたりする人がいなくなったこと。また、家庭の教育が、「少子化」「核家族化」「兄弟の減少」「多忙」等も影響し、「過保護」「過干渉」あるいは「放任」の方向に向かっていること。さらに、インターネットやゲームの普及など、遊びのバーチャル化が、これらに輪をかけていると思います。
今まで遊びや生活の中で、自然に身につけてきたソーシャルスキルが身につかず、年齢に応じた発達課題がクリアされないで、積み残しになったまま成長するような状況が生まれてきています。
今の子どもたちには「自己肯定感が低く、『どうせ自分は・・・』と考えることが多い」「プライドが高く、現実の自分を受け入れにくい」「自己中心的で、相手の気持ちを推し量れない」「感情のコントロールが苦手で、様々な感情が怒りとして表現されやすい(すぐキレる・むかつく等)」「場面を理解しにくい」「気持ちの切り替えが苦手で、ネガティブな感情を引きずりやすい」「失敗を恐れる」等の傾向がうかがわれます。そこで、家庭と学校が連携したソーシャルスキル教材が必要となってきたわけです。
SSTは、もともと社会性が身につきにくい児童・生徒だけトレーニングすることが多かったのですが、こういった状況により、クラス一人ひとりのソーシャルスキル力を高め、クラス全体が分かりあい、支え合う力を育てる必要が生じてきました。そこでこの「ユニバーサルデザイン型のSST教材」への要望が高くなってきたのです。
授業で使えるワーク教材!
道徳や特別活動の時間に!
それぞれの学年の発達段階に応じた形で、1年から6年まで各8単元の全48段階の構成(下図参照)にまとめました。クラス一斉で、しかも全国の学校の先生に使っていただくという視点で、例えば、40人の子どもに一斉授業をしたときに、どういう指示だったら分かりやすいのか、どういう答えを用意すれば分かりやすい等の視点を重視しました。
「U-SST ソーシャルスキルワーク」の中では、育成したいスキルを6つに整理しました。
●あいさつ
●自己認知
●言葉・表現
●気持ち認知
●セルフコントロール
●コミュニケーション
各単元を進めていくと、コミュニケーションスキルの単元にすんなり入っていけるように要素を考えました。ユニバーサル型にしたことで、どの点をスキルとして重視したらいいかというのも明確になったと思います。それぞれの単元は、導入ページと、ワーク1・2、ワーク3の3つで構成しています。
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